相続に関する事でも良くトラブルが起きます。
これは私の身近で起きた事例です。
売り主から土地の売却の依頼を受けた業者が、売り主の「私の土地です」
という言葉を信用し、しっかりとした調査をしないままに。買主との
交渉を進めていたところ、実際には売り主以外の名義が土地にあり、
その名義人はすでに他界していたため、相続人を探し出して
相続の手続きをしたあと、売り主に名義変更してから、売買が成立した
ということがありました。
これは宅建業者が最初の段階で登記簿の調査をしていれば良かったのですが、
売り主の言葉を鵜呑みにして、調査を怠ったのがトラブルの
原因です。
売り主もまさか他人の名義が入っているとは思ってなかったのでしょう。
また、その名義人がすでに他界していたのも問題を難しくしていました。
どこにいるかもわからない相続人を探し出す必要があったのです。
この時はすぐに相続人が見つかったので、解決ができましたが、
全然見つからない、なんてことにもなりかねません。
やはり依頼を受けるときには登記簿の確認を絶対にしておきましょう。
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